文化
アメリカでも中産階級の勃興、女性への教育の普及によって、19世紀に「少女」という概念が生まれた。19世紀のアメリカは、日曜学校用の宗教色や道徳臭の強い子ども向けの読み物が多かったが、19世紀末から20世紀初頭にかけて、活発で等身大の少女を主人公にした「小公女」「若草物語」「赤毛のアン」「秘密の花園」「あしながおじさん」といった少女小説の傑作が次々と生まれた。そしてこのころから恋愛をテーマにした少女向けの小説が大量に生産されてゆく。また、第二次世界大戦後には少女向け漫画も書かれるようになった。アメリカン・コミックスの系譜をつぐ女性向け漫画は、日本の少女漫画ほどメジャーにはならず、北米でも日本の少女漫画を愛好する人々が増えている。